6Gでは、毎秒1テラバイト (Tbps) の通信速度が実現すると見られています。このレベルの容量とレイテンシ―は空前絶後のものであり、5G対応アプリケーションのパフォーマンスが大幅に高まるうえ、無線を利用した認知や検知、画像処理などの分野で開発が進む最新の革新的なアプリケーションを支える能力も強化されます。新たな技術が徐々に姿を現すなか、5G後の世界で成功を収めるための戦略立案に向けた情報収集の好機が到来しつつあります。
6Gへの移行をにらんだ動きが本格化すれば、検査機器や測定機器のベンダー、チップ開発会社、ネットワークインフラストラクチャのプロバイダーなど多くの企業の注目が集まります。6G技術の市場や関連する応用技術、サービス、ソリューションなど分野における各国の主導権争いは今後激しくなる見通しであり、5Gの覇権をめぐる争いすら些末なものになってしまう可能性は高いと言えます。
2020年7月14日から15日まで、米国イリノイ州シカゴで開催される6G Innovation and 5G Evolution Forumは、さまざまな業界の企業が6Gのもたらすビジネスチャンスを活かすための準備を整えることができるよう後押しするイベントであり、さまざまな組織で技術開発や戦略策定、研究に携わっている専門職が一堂に会して、6Gの可能性を展望するとともに、5Gを基盤として将来の市場のニーズに対応していくための方策について議論します。会期中は、関連業界の主要な企業の幹部による講演やパネルディスカッションが予定されており、ネットワークや機器、事業運営、ソリューションなどを含めた6G通信のエコシステムを構築するための貴重な情報を入手することができます。
このフォーラムで取り上げられる主なトピック:
- 大学への助成金と企業の資金調達:5G後をにらんだ研究開発投資の推進
- 5Gおよびその後の世界での収益や利益が低い分野、中程度の分野、高い分野
- 5G後の世界におけるブロードバンドサービスとデータ通信を基盤とした経済の発展
- 5Gおよびその後の世界における消費者向け、企業向け、産業向けの重要なアプリとソリューション
- 変わりゆく通信サービスプロバイダーにとってのビジネスの力学
- 5G無線アクセスネットワークがネットワークの運営とサービス計画に及ぼす影響
- 5Gコアアップグレードのタイミング、および5Gスタンドアローン方式のネットワークとソリューションに対する影響
- 5Gのサイバーセキュリティ強化と6Gサービス開始当初から安全性を確保するための準備
- 6Gが実現すると見られている機能、および6Gが促すネットワーク、機器、運用の進化
- 5Gの技術と運用管理から得られた教訓を6Gネットワークに活かすための取り組み
- 6G無線アクセスネットワーク:5Gに比べて困難な小型化、大容量化、低遅延の実現
- 6Gコア:6Gコアを構成する要素、コアネットワーク用人工知能の可能性
- これ以外にもさまざまなトピックが取り上げられます
双方向で行われるオープンな議論
-- このフォーラムは、新たな技術やソリューションの着想、ビジネスモデルについての多様な視点、5G後に予想される劇的な変化などについて、さまざまな立場の参加者が意見を交換することができるこれまでにないタイプのイベントです。
客観的で信頼できる内容
-- アジェンダの作成には、5G後をにらんだ先端技術の開発に携わっている企業の実務担当者や役員、研究者が関与しており、技術革新の最前線で活躍している専門家から直接話を聞くことができます。
親交を深めるチャンス
-- 将来のブロードバンド無線通信に関するビジョンや技術の開発に携わっている専門家と直接会って意見を交換することができる貴重な機会となっており、米国をはじめ世界各地で5G後の6Gのエコシステムが姿を現しつつあるなか、今後の大きな成果につながる人脈を構築することができます。
下記のような組織の幹部や専門職を対象としたイベントです
- 通信サービスプロバイダー、通信事業者、インターネットサービスプロバイダー
- 機器間通信、AI、IoTの関連企業
- モバイルエッジコンピューティング (MEC) 関連の企業
- 画像処理技術、プレゼンス技術、位置把握技術関連の企業
- 通信/計算インフラストラクチャのプロバイダー
- データセンター関連の技術プロバイダーと運営事業者
- 発電所と送電網の運営事業者
未来の無線ブロードバンド技術の開発に関わっているさまざまな業界の専門家と人脈を構築することができるこの貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
主催者