Supercapacitors Europe 2014 - スーパーキャパシター欧州会議:2014年 -
2014年4月1 - 2日 ドイツ、エストレル ベルリン コンベンション センター&ホテル

Supercapacitors Europe 2014

急成長を遂げつつある数10億ドル規模の市場に焦点を絞り込んだ欧州地域で最高峰のカンファレンス

Supercapacitors Europeは、スーパーキャパシターの将来的な応用分野、市場の見通し、ビジネスチャンスに焦点を絞り込んだ国際的なカンファレンスと展示会であり、技術面の最新トレンドなども紹介されます。会期中は、ユーザー企業、投資家、供給企業、開発企業、システムインテグレーター、行政機関などの代表が世界各地から集結し、実り多い議論を展開します。

この会議の主なトピック

  • スーパーキャパシターが電池と全面的あるいは部分的に置き換わる可能性と今後の見通し
  • スーパーキャパシターが電解コンデンサーと置き換わる可能性
  • スーパーキャパシター、シュードキャパシター、スーパーキャバッテリーなどの技術が改良され、新たな市場が開拓されるまでのロードマップ
  • 新たな形態のスーパーキャパシター−ストラクチャル、スマートスキン、フレキシブル、透明、折り畳み式、ペーパー
  • スーパーキャパシターと関連技術の今後10年間の予測−事業面の各種要因、コスト、売上
  • スーパーキャパシターと関連技術の現状−比較データ、販売面の成果、応用面の課題
  • スーパーキャパシターを利用した陸海空のハイブリッド電動輸送機器と純電動輸送機器の将来像
  • スーパーキャパシターの用途(コールドスタート、回生ブレーキなど)
  • 軍事および航空宇宙用途のスーパーキャパシター
  • 据え置き型機器用のスーパーキャパシター−送電網や溶接など電気工学関連の用途
  • 再生可能エネルギー/環境発電技術の分野における将来のエネルギー貯蔵技術−課題と対策
  • 携帯電話をはじめとする家電機器分野におけるスーパーキャパシターの用途
  • スーパーキャバッテリーの可能性を完全に引き出すうえでの技術的な課題と改善点
  • 制御回路とその統合技術を含む印刷技術とスーパーキャパシター
  • エネルギー貯蔵技術で使用される材料:グラフェン、カーボンナノチューブ、イオン液体、不燃性および無毒性の電解液、対応可能な温度範囲が広い材料

スーパーキャパシターの可能性

米国では、スーパーキャパシターとその関連技術、有望な材料などについての研究が他の国々に比べ活発に行われています。しかし、スーパーキャパシターの需要が最も大きいのは、中国など東アジアの国々で、バスのメインバッテリー保護や性能向上、電車の回生ブレーキにおける電気エネルギーの回収といった用途で使用されています。また欧州では、従来型の自動車で使用されるアイドリングストップシステム(マイクロハイブリッド)を中心にスーパーキャパシターの需要が拡大しており、米国でもこれらの用途に対応する製品が供給されています。今回の会議では、北米地域でスーパーキャパシターの普及をさらに拡大するために必要な施策などについて考えます。

市場のトレンド、今後の見通し、ビジネスチャンス

スーパーキャパシターの市場では、電子工学分野の用途よりも電気工学分野の用途の方が重視される状況になっています。スーパーキャパシターとスーパーキャバッテリーの市場では、2013年の時点で電気工学関連の製品が全体の51%を占めており、2023年には61%まで拡大すると見られています。今回の会議では、市場のトレンドや将来像についての分析が披露されます。


エンドユーザー向けの用途:電気自動車、輸送機器、モバイル機器、産業用機器

コンデンサー(キャパシター)と電池の間のギャップを埋めることができるスーパーキャパシターは、高い出力密度とエネルギー密度を実現する技術であり、充電式の電池に匹敵する性能を徐々に獲得しつつあります。スーパーキャパシターは、携帯電話のフラッシュライト用電源や電気自動車で急加速、急速充電、急速回生制動を実現するための電源として機能するほか、すぐに電源を利用するのが困難な用途分野で無停電電源装置(UPS)のような緊急用電源としての役割を担うこともできます。今回の会議では、充電式電池の機能を代替あるいは補完する役割を担いつつあるスーパーキャパシターの現状が明らかになります。

 

スーパーキャパシターが必要とされる理由

スーパーキャパシターは、充電式の電池よりも充放電サイクルの回数が多いうえ、急速充電が可能であり、耐用年数も20年を超えます。ユーザーも、氷点下40℃の環境でトラックのエンジンを始動させることができるといった優れた特徴に注目してスーパーキャパシターを導入しています。今のところ他の技術に比べ初期費用が魅力的という理由でスーパーキャパシターを購入する人はいませんが、メンテナンスの手間が少なく、信頼性も高いため、システムのライフサイクルコストは他の技術よりも低いといえます。初期費用とエネルギー密度の改善は今後10年でさらに進むと見られており、他の技術に対する競争力が高まって、新たな用途も数多く生まれるはずです。

技術の進歩と用途の拡大

最近では、燃えにくく、毒性も低い電解液が開発されるなど、技術面の改良が進んでいます。とりわけグラフェン電極は、エネルギー密度と出力密度をリチウムイオン電池と同等あるいはそれ以上のレベルまで高めることができる有望な技術として注目を集めています。また、柔軟性の高い薄膜型スーパーキャパシター、布や紙でできたスーパーキャパシターなどの開発も進められており、今後さまざまな場所で使用される可能性があります。